日本は、全くのろまな国である・・・危機的状況で、長期になる?
世界中の国が新型コロナ禍で国民救済の経済政策を打ち出す中、中身もなければ規模も小さく、タイミングも遅い日本の経済対策の愚
3/28(土) 8:33配信
Ryuji / PIXTA(ピクスタ)
2ヶ月前から激変した世界
新型コロナウィルス が世界中で猛威を振るってる。
WHO(世界保健機関)が1月末に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と認めてからもう2か月。3月11日にはパンデミックと認めた。世界的大流行である。私たちは1月中頃から中国の交通の要衝、武漢での都市封鎖、経済活動の事実上の停止などをメディアを通して目撃した。さらに1月の終わりには、クルーズ船・ダイヤモンドプリンセス号での発症と船内隔離の問題も起きたため、新型ウイルス問題は、事実上の日本の国内問題となった。
あまりにも事態が急速に変化していくので、当時のことはもう多くの人が忘れているかもしれない。覚えておられるだろうか? 今やほぼ国中がロックダウン状態になっているイングランドから2月20日前後に聞こえてきたのは、ロンドン市長選の有力候補が東京が2020年夏のオリンピックを行うのが難しければロンドンで行う用意があるという発言をしたのだ。その後、現職のロンドン市長までが2020年の夏のオリンピックをロンドンで行うことに賛意を示した。なんという余裕だろう。さらに、3月末現在、世界最悪の死者数を出しているイタリアは首相が、イタリアの防疫体制は十分なので国境閉鎖などはしないとわざわざ宣言までしていた。2月の中ごろまでヨーロッパにとって新型コロナウィルス 問題は中国や日本という極東の国々の問題でヨーロッパとは無縁のものと考えていたのだ。
しかし、事態は急変する。3月に入り、ヨーロッパが感染拡大の中心地となり、この原稿を書いている3月末現在でイタリアでの死者数は中国での死者数の2倍以上になっている。スペインでも中国の死者数を超えた。スイスでも人口850万人ほどの国家であるにも関わらず感染者数は1万人を越す事態となっている。全世界の感染者数は50万人を大きく超えて収束の見通しは立っていない。
新型コロナウィルス は遠いアジアの問題で国内問題に波及しないと考えていた国々はウィルスの国内流入を簡単に許してしまったのだ。感染拡大も同様だ。政治家も官僚も事態の推移に驚いただろう。そして、感染は国民の命に関わる問題であると同時に、どの国にとっても経済に対する打撃は甚大だ。
3/28(土) 8:33配信
Ryuji / PIXTA(ピクスタ)
2ヶ月前から激変した世界
新型コロナウィルス が世界中で猛威を振るってる。
WHO(世界保健機関)が1月末に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と認めてからもう2か月。3月11日にはパンデミックと認めた。世界的大流行である。私たちは1月中頃から中国の交通の要衝、武漢での都市封鎖、経済活動の事実上の停止などをメディアを通して目撃した。さらに1月の終わりには、クルーズ船・ダイヤモンドプリンセス号での発症と船内隔離の問題も起きたため、新型ウイルス問題は、事実上の日本の国内問題となった。
あまりにも事態が急速に変化していくので、当時のことはもう多くの人が忘れているかもしれない。覚えておられるだろうか? 今やほぼ国中がロックダウン状態になっているイングランドから2月20日前後に聞こえてきたのは、ロンドン市長選の有力候補が東京が2020年夏のオリンピックを行うのが難しければロンドンで行う用意があるという発言をしたのだ。その後、現職のロンドン市長までが2020年の夏のオリンピックをロンドンで行うことに賛意を示した。なんという余裕だろう。さらに、3月末現在、世界最悪の死者数を出しているイタリアは首相が、イタリアの防疫体制は十分なので国境閉鎖などはしないとわざわざ宣言までしていた。2月の中ごろまでヨーロッパにとって新型コロナウィルス 問題は中国や日本という極東の国々の問題でヨーロッパとは無縁のものと考えていたのだ。
しかし、事態は急変する。3月に入り、ヨーロッパが感染拡大の中心地となり、この原稿を書いている3月末現在でイタリアでの死者数は中国での死者数の2倍以上になっている。スペインでも中国の死者数を超えた。スイスでも人口850万人ほどの国家であるにも関わらず感染者数は1万人を越す事態となっている。全世界の感染者数は50万人を大きく超えて収束の見通しは立っていない。
新型コロナウィルス は遠いアジアの問題で国内問題に波及しないと考えていた国々はウィルスの国内流入を簡単に許してしまったのだ。感染拡大も同様だ。政治家も官僚も事態の推移に驚いただろう。そして、感染は国民の命に関わる問題であると同時に、どの国にとっても経済に対する打撃は甚大だ。
やっと、治まってきたか・・・・不衛生な国・・・2
スペインの新型ウイルス死者、1日で最多の832人増 計5690人に
3/28(土) 20:17配信
スパイン・マドリードに設置された仮設病院で働く人々(2020年3月26日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】スペイン政府は28日、新型コロナウイルスにより過去24時間で832人が死亡し、死者数が5600人を超えたことを明らかにした。1日の死者数としてはこれまでで最多となり、感染者数は7万2000人超に急増した。
【図解】新型コロナ感染の検査方法とウイルスの構造
スペインにおける死者数は計5690人で、世界全体ではイタリアに次ぐ数となっている。同国は検査数を著しく増加させており、感染者数は7万2248に急増した。【翻訳編集】 AFPBB News
3/28(土) 20:17配信
スパイン・マドリードに設置された仮設病院で働く人々(2020年3月26日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】スペイン政府は28日、新型コロナウイルスにより過去24時間で832人が死亡し、死者数が5600人を超えたことを明らかにした。1日の死者数としてはこれまでで最多となり、感染者数は7万2000人超に急増した。
【図解】新型コロナ感染の検査方法とウイルスの構造
スペインにおける死者数は計5690人で、世界全体ではイタリアに次ぐ数となっている。同国は検査数を著しく増加させており、感染者数は7万2248に急増した。【翻訳編集】 AFPBB News
やっと、治まってきたか・・・・不衛生な国・・・
1位~3位は、不動の美人です・・・・
女優の綾瀬はるかが「健康的美人だと思う芸能人」の1位に輝いた。2位には新垣結衣、3位には石原さとみが続いている。
今回のランキングは、「大和ネクスト銀行調べ」によるもの。全国の20歳~59歳の有職男女1000名に対して「ビジネスパーソンの健康づくりに関する調査2020」を実施した結果にもとづく。
「健康的美人だと思う芸能人」について尋ねたところ、1位は元気な笑顔が印象的な綾瀬となった。2位はNintendo Switch専用のフィットネスソフト『リングフィット アドベンチャー』のCMが記憶に新しい新垣、3位には美意識の高さで知られる石原がランクインした。4位には長澤まさみ、5位には菜々緒が続いている。
続く6位は中村アン、7位は広瀬すずと北川景子が同率だった。9位は天海祐希、10位は土屋太鳳、米倉涼子が並んだ。
今回のランキングは、「大和ネクスト銀行調べ」によるもの。全国の20歳~59歳の有職男女1000名に対して「ビジネスパーソンの健康づくりに関する調査2020」を実施した結果にもとづく。
「健康的美人だと思う芸能人」について尋ねたところ、1位は元気な笑顔が印象的な綾瀬となった。2位はNintendo Switch専用のフィットネスソフト『リングフィット アドベンチャー』のCMが記憶に新しい新垣、3位には美意識の高さで知られる石原がランクインした。4位には長澤まさみ、5位には菜々緒が続いている。
続く6位は中村アン、7位は広瀬すずと北川景子が同率だった。9位は天海祐希、10位は土屋太鳳、米倉涼子が並んだ。
仏教伝来・・・・約束された国・日本・・・・2
高橋信次師の登場は、昭和の時代であり仏教(正法)優しく説かれた・・・
日本には、正法が現出され、護られる国となったのである・・・
1.鎌倉時代の文永・弘安の役である
蒙古襲来というやつである・・・・
神風が吹き元軍は日本に上陸出来なかった
2.西洋キリスト教国の侵略である
徳川幕府は、白人国家の侵略の意図を知って、
キリシタン禁制
鎖国・・・・・をして白人国家を締め出した。
その為に、有色人種の国で、白人国家の
侵略の犠牲にならずに、独立国家を保ってきたのは
ただ1国、日本だけである・・
3.元寇の次に外国の軍隊が来たのは徳川幕府末期である。
日本の近海に、イギリス・フランス・ロシア・ドイツ
オランダ・アメリカの艦隊が日本に上陸しようとしていた。
その時、奇しくも、アメリカでは、南北戦争・・・
ヨーロッパでは、本国で戦争が起こり、全部、本国へ引き上げた
その時、志士達による大政奉還の維新が起こり、幕府側の勝海舟と
勤皇方の西郷隆盛による無血の江戸城明け渡しが実現した。
そして、明治政府は富国強兵政策により、日清戦争・日露戦争に勝利した。
これで、白人国家のによる植民地拡大政策はストップされた・・・
支那事変に続き、大東亜戦争は、東洋から白人国家を駆逐して、有色人種
の国々を植民地から解放して独立させようということに目的があった。
だから、当時、第二次世界大戦は、「植民地解放の聖戦」と呼んでいた。
善因善果・悪因悪果の真理により、
ソ連は崩壊し、アメリカも崩壊する、日本は、不思議に護られる・・・・・令和の時代
食糧危機も来ないだろう・・・・疫病の流行は、出口王仁三郎がしめしていた
次も、高橋信次師の預言である・・・
1.資本主義の崩壊
2.株式市場の崩壊
3.ポールシフトによる、日本の亜寒帯化
日本には、正法が現出され、護られる国となったのである・・・
1.鎌倉時代の文永・弘安の役である
蒙古襲来というやつである・・・・
神風が吹き元軍は日本に上陸出来なかった
2.西洋キリスト教国の侵略である
徳川幕府は、白人国家の侵略の意図を知って、
キリシタン禁制
鎖国・・・・・をして白人国家を締め出した。
その為に、有色人種の国で、白人国家の
侵略の犠牲にならずに、独立国家を保ってきたのは
ただ1国、日本だけである・・
3.元寇の次に外国の軍隊が来たのは徳川幕府末期である。
日本の近海に、イギリス・フランス・ロシア・ドイツ
オランダ・アメリカの艦隊が日本に上陸しようとしていた。
その時、奇しくも、アメリカでは、南北戦争・・・
ヨーロッパでは、本国で戦争が起こり、全部、本国へ引き上げた
その時、志士達による大政奉還の維新が起こり、幕府側の勝海舟と
勤皇方の西郷隆盛による無血の江戸城明け渡しが実現した。
そして、明治政府は富国強兵政策により、日清戦争・日露戦争に勝利した。
これで、白人国家のによる植民地拡大政策はストップされた・・・
支那事変に続き、大東亜戦争は、東洋から白人国家を駆逐して、有色人種
の国々を植民地から解放して独立させようということに目的があった。
だから、当時、第二次世界大戦は、「植民地解放の聖戦」と呼んでいた。
善因善果・悪因悪果の真理により、
ソ連は崩壊し、アメリカも崩壊する、日本は、不思議に護られる・・・・・令和の時代
食糧危機も来ないだろう・・・・疫病の流行は、出口王仁三郎がしめしていた
次も、高橋信次師の預言である・・・
1.資本主義の崩壊
2.株式市場の崩壊
3.ポールシフトによる、日本の亜寒帯化
仏教伝来・・・・約束された国・日本・・・・1
大宇宙・大神霊・仏は、先ず、インドで大日如来と言われた方を日本に出した。
それが、日本で天照大神といわれる・・・
アマテラスが説かれた正法が、古神道である・・・
その後、日本を1つの国家として建国させる為に、力のある徳のある方を日本に出す
と言う事で、インド時代・ババリーと言う方が、日本建国の祖・神武天皇である・・
神武天皇の建国により天皇制が定着することになった・これで、神道と仏教はまったく
違ったものとして信じられてきたが、元々は、同じ1つの正法を説いたものとなった・・
神武天皇は、人種差別のない世の中を目指した・・・・
6世紀には、菩薩界から、聖徳太子・小野妹子を出生させ、仏教を取り入れ、
7世紀には、中国の玄奘三蔵法師が、インドから中国に・・・般若心経を作成 8世紀には、天台智顗が中国の天台山で法華経を説かれ、 9世紀には最澄が、中国から法華経を持ち帰り、日本に完全に仏教が定着した。 (※この辺りが、参考にした文献により違う)
しかし、その後の徳川幕府の下では、正法が説かれない・・・
その為、徳川幕府を倒して天皇制に返し、日本人に自由を与えなければ
いけない事となり、明治維新へと導かれていくことになる・・・
徳川幕府の大政奉還によって日本は、完全に民主化されるはずだったが、
宗教統制は厳しく、正法が説かれる状態にはならなかった・・・
その間に外国では白人国家の有色人種植民地支配が続き
第二次世界大戦を必要とする世界情勢になり
日本が第二次世界大戦を起こした目的は達成せられても
日本は、敗戦することに予定されていた。
敗戦によって、混乱する日本を1つにまとめて、正法が
説かれるに、ふさわしい国にする為、よほど徳の高い方
を天皇として出さなければならないことになり、
菩薩界の、昭和天皇が出された・・・・・
そこで、ようやく、高橋信次師の登場となった。
私もよく分からない・・・
ナインティナインの岡村隆史(49)が26日深夜のニッポン放送「岡村隆史のオールナイトニッポン」(木曜深夜1・00)に出演。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、今週末は不要不急の外出を避けるよう要請した小池百合子都知事(67)が25日の会見で横文字言葉を連発したことに疑問を呈した。
【写真】横文字連発…厳しい表情の小池都知事
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2020/03/27/jpeg/20200326s00042000401000p_view.jpg
岡村は「横文字とか使うんええから、もっとわかりやすいようにゆうてほしい」「急に『パンデミック』やとかね、『ロックダウン』『オーバーシュート』…そんなん、何?」とあきれた口調。
さらに、「『首都封鎖、すなわちロックダウン』って、逆やねん。『ロックダウン、すなわち首都封鎖』やったらわかんねんけども、首都封鎖ってゆうてから、なんで横文字に変えんねんって。逆、逆」「ロックダウンっていうのも言わんでええねん。首都封鎖って言えばいいのに、なんでああいう言い方になんのやろなあって」と、都民ファーストを旗印に掲げながら、わかりやすい言葉で都民への説明を行わなかった小池都知事へのいら立ちをあらわにしていた。
【写真】横文字連発…厳しい表情の小池都知事
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2020/03/27/jpeg/20200326s00042000401000p_view.jpg
岡村は「横文字とか使うんええから、もっとわかりやすいようにゆうてほしい」「急に『パンデミック』やとかね、『ロックダウン』『オーバーシュート』…そんなん、何?」とあきれた口調。
さらに、「『首都封鎖、すなわちロックダウン』って、逆やねん。『ロックダウン、すなわち首都封鎖』やったらわかんねんけども、首都封鎖ってゆうてから、なんで横文字に変えんねんって。逆、逆」「ロックダウンっていうのも言わんでええねん。首都封鎖って言えばいいのに、なんでああいう言い方になんのやろなあって」と、都民ファーストを旗印に掲げながら、わかりやすい言葉で都民への説明を行わなかった小池都知事へのいら立ちをあらわにしていた。
すごい、感染力・・・・
私の様々な、分岐点・・・
都民が、1番先に、犠牲になってくれるのか・・・・
懸念高まる「医療崩壊」 感染拡大で役割の明確化急務
3/27(金) 23:50配信
厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京都千代田区(納冨康撮影)
新型コロナウイルスのオーバーシュート(爆発的な患者急増)への危機感が国内でも高まる中、感染拡大がさらに加速すれば、イタリアやスペインのような「医療崩壊」を招きかねないとの懸念が渦巻いている。死亡事例の発生を最小限に食い止めるためには、地域ごとに病院の役割分担を明確化し、重症者を優先的に治療していく医療態勢の構築が急がれる。
【表】「自粛生活」で気をつけるべきこと
「患者があまりにも多く発生すると、病院の機能は落ちる。やろうとしていた医療ができなくなる状況は絶対に防ぎたい」。国立国際医療研究センター病院の大曲貴夫・国際感染症センター長は25日、東京都が外出自粛を要請した会見でそう危機感をあらわにした。
都内の感染者は26日時点で全国最多の計259人。新たな感染者は25日から3日連続で40人を超えており、患者を受け入れる専用病床は埋まりつつある。
都の担当者は「今は感染症指定医療機関の140床と、それ以外の医療機関の協力も得ながらなんとか病床を確保している」とぎりぎりの現状を強調。その上で、「今後もこのレベルで患者数の発生があると、病床は足りなくなることが想定される」と明かす。
厚生労働省によると、国内でこれまでに確保した病床数は、感染症対策の設備が整った感染症指定医療機関を中心に約2万1千床。だが、ピークには都内だけで入院患者が約2万500人に上るとの推計もある。
現在は検査で陽性なら軽症や無症状の人も入院対象で、患者がさらに増えれば人工呼吸器や人工心肺装置を使った重症患者のケアに支障が出かねない。十分な医療が提供できずに死者が続出するという事態は、最も避けたいシナリオだ。
政府は今後の感染動向により、軽症や無症状の人を自宅療養に切り替える方針を表明。19日には症状の軽重に応じて患者の受け入れ先を検討する「調整本部」の設置を都道府県に要請した。新型コロナの患者を重点的に受け入れる医療機関の設置なども促し、専門医らを集約し、治療に当たる態勢の整備を急ぐ。
自治体の先行事例もある。大阪府は司令塔組織の「入院フォローアップセンター」を設け、自宅療養や休病棟の活用を含め4段階の患者の振り分けを開始。神奈川県では、酸素吸入などが必要な中等症の患者を集中的に受け入れる病院を指定し、専用病棟を新たに設ける方針を示した。
東京都も最大約700床を重症者向けに確保する一方、中等症は一般病床、軽症者は自宅や宿泊施設で療養してもらう枠組みを検討。国にも一時滞在施設の確保を要請した。
ただ、各医療機関はすでに新型コロナ以外の入院患者も抱えており、綱渡りの対応を迫られる恐れがある。東京医科大の濱田篤郎教授(渡航医学)は「東京都でオーバーシュートが起きないように流行を遅らせる対策と並行し、首都圏一円など県境を越えた連携の在り方を早急に構築する必要がある」と訴える。
3/27(金) 23:50配信
厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京都千代田区(納冨康撮影)
新型コロナウイルスのオーバーシュート(爆発的な患者急増)への危機感が国内でも高まる中、感染拡大がさらに加速すれば、イタリアやスペインのような「医療崩壊」を招きかねないとの懸念が渦巻いている。死亡事例の発生を最小限に食い止めるためには、地域ごとに病院の役割分担を明確化し、重症者を優先的に治療していく医療態勢の構築が急がれる。
【表】「自粛生活」で気をつけるべきこと
「患者があまりにも多く発生すると、病院の機能は落ちる。やろうとしていた医療ができなくなる状況は絶対に防ぎたい」。国立国際医療研究センター病院の大曲貴夫・国際感染症センター長は25日、東京都が外出自粛を要請した会見でそう危機感をあらわにした。
都内の感染者は26日時点で全国最多の計259人。新たな感染者は25日から3日連続で40人を超えており、患者を受け入れる専用病床は埋まりつつある。
都の担当者は「今は感染症指定医療機関の140床と、それ以外の医療機関の協力も得ながらなんとか病床を確保している」とぎりぎりの現状を強調。その上で、「今後もこのレベルで患者数の発生があると、病床は足りなくなることが想定される」と明かす。
厚生労働省によると、国内でこれまでに確保した病床数は、感染症対策の設備が整った感染症指定医療機関を中心に約2万1千床。だが、ピークには都内だけで入院患者が約2万500人に上るとの推計もある。
現在は検査で陽性なら軽症や無症状の人も入院対象で、患者がさらに増えれば人工呼吸器や人工心肺装置を使った重症患者のケアに支障が出かねない。十分な医療が提供できずに死者が続出するという事態は、最も避けたいシナリオだ。
政府は今後の感染動向により、軽症や無症状の人を自宅療養に切り替える方針を表明。19日には症状の軽重に応じて患者の受け入れ先を検討する「調整本部」の設置を都道府県に要請した。新型コロナの患者を重点的に受け入れる医療機関の設置なども促し、専門医らを集約し、治療に当たる態勢の整備を急ぐ。
自治体の先行事例もある。大阪府は司令塔組織の「入院フォローアップセンター」を設け、自宅療養や休病棟の活用を含め4段階の患者の振り分けを開始。神奈川県では、酸素吸入などが必要な中等症の患者を集中的に受け入れる病院を指定し、専用病棟を新たに設ける方針を示した。
東京都も最大約700床を重症者向けに確保する一方、中等症は一般病床、軽症者は自宅や宿泊施設で療養してもらう枠組みを検討。国にも一時滞在施設の確保を要請した。
ただ、各医療機関はすでに新型コロナ以外の入院患者も抱えており、綱渡りの対応を迫られる恐れがある。東京医科大の濱田篤郎教授(渡航医学)は「東京都でオーバーシュートが起きないように流行を遅らせる対策と並行し、首都圏一円など県境を越えた連携の在り方を早急に構築する必要がある」と訴える。