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中国の、生物兵器だったのか?新型コロナは・・・・2

新型コロナで“失踪”する中国人告発者たち─“ウイルス流出説”を唱えた教授も…
3/6(金) 19:30配信

独自発信で“消された”教授、弁護士、記者…
では、海鮮市場でなければ一体、ウイルスの発生源はどこなのだろうか。

熱帯植物園と武漢市当局は肝心の結論を曖昧のままにし、植物園は研究結果の発表文も即刻、公式サイトから削除してしまった。

実はこの「真の発生源」について、2月6日に独自の研究リポートを発表した中国人学者がいた。フランス公共放送「ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)」の中国語版サイトや香港ニュースメディア「香港01」が報じたところによると、中国の理系トップクラスの国立大学、華南理工大学・生物科学与工程学院(生物学・生物工学部)の肖波濤(シァオ・ボウタオ)教授が、科学者向けグローバル情報共有プラットフォーム「リサーチゲート」に「The possible origins of 2019-nCoV coronavirus(2019-nCoVコロナウイルスの可能な起源)」と題する英文レポートを発表した。

肖教授はレポートで武漢市が発生都市であることは肯定しながら、海鮮市場ではなく同市内の政府系ウイルス研究所2ヵ所のうち、いずれかからウイルスが流出して感染が拡大した可能性が高いとの説を披露している。

もし肖教授の分析が正しいとすれば中国政府のメンツは丸つぶれで世界を震撼させることになる。ただ、「リサーチゲート」に掲載された肖教授のリポートの原文は直ちに削除されてしまい、また同時に肖教授は消息を断ち、現時点でも安否は不明だ。その身柄は中国当局に拘束されている可能性が高い。

原因不明の肺炎に警鐘を鳴らしたことで処分を受けた武漢市の医師・李文亮(リー・ウェンリャン)氏の感染死(2月7日)などを受け、中国当局は新型コロナウイルスへの対応をめぐり、体制批判が広がることに警戒を強めている。中国で党や政府の公式見解とは異なった視点で分析や発表を行うことは許されない。肖教授は研究者生命が断たれて家族にまで監視の目が及ぶのを覚悟の上で、世界に向けて警鐘を鳴らしたのだろう。

このほか、憲政の実現を求める「新公民運動」を提唱した法学者、許志永(シュウ・ヂィヨン)氏が2月15日に当局に連行された。許氏はネットで習近平国家主席に対し感染防止対策を含む危機管理能力を批判、退陣を求めていた。

公民記者(市民ジャーナリスト)を名乗って大規模デモで揺れる香港や封鎖前の武漢市に単身突入し、当局の妨害を受けながらSNSに独自取材動画を投稿していた人権派弁護士・陳秋実(チェン・チウシィ)氏も2月6日を最後に音信を絶っている。支援者や知人は、当局の情報部門から「流言飛語を流したため身柄を拘束中だ」と連絡を受けている。

次ページは:武漢にある2つのウイルス研究所


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