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錦織、“97分の圧勝劇”を海外記者が続々絶賛「ニシコリ史上最高の芝の試合」


7/8(日) 14:15配信

THE ANSWER


16強進出を決めた錦織圭【写真:Getty Images】


キリオスを1時間37分で圧倒、「これは本当に驚きだ」の声も

 テニスのウィンブルドンは7日、男子シングルス3回戦で世界ランク28位の錦織圭(日清食品)が同18位のニック・キリオス(オーストラリア)を6-1、7-6、6-4のストレートで破り、2年ぶりの16強進出を決めた。絶品のロブショットを大会公式インスタグラムが「一流だ」と評し、動画付きで公開。実況も「美しいポイントだ」と唸るなど、見せ場たっぷりの試合となったが、海外記者も「セットポイントは私の人生において最高のラリー」「芝におけるニシコリ史上最高の試合」と絶賛している。

【動画】キリオスが一歩も動けず! 実況も「どれほど難しいプレーか」と唸る…大会公式が「一流」と評した錦織の“芸術ロブ”の瞬間

 錦織が最高の試合を見せた。なかでも、魅惑のテクニックを発揮したのは第1セット、2-0で迎えた第3ゲームだった。

 キリオスのサービスから始まったラリー。左右に振られながら錦織は絶妙なショットでキリオスを前進させた。次の瞬間だった。ネット際中央に構え、勝負に出たキリオスの位置を冷静に見極めるとバックハンドで優しく、そして高く打ち返した。虚を突くロブショットにキリオスは一歩も動くことができない。振り返った視線の先できっちりとライン内側にボールは落ちていた。

 これには一躍、客席から喝采が沸き起こり、実況も「美しい(ポイント)です。ニシコリ。どれほど難しいプレーなのかが分かります」と唸るように伝えた。大会公式インスタグラムは動画付きで「一流だ ケイ・ニシコリの年?」と称賛のコメントとともに紹介。圧巻のプレーも披露し、わずか1時間37分で勝った日本のエースに海外記者もツイッター上で続々と賛辞を送っている。
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広がる称賛の輪「グラスにおいてニシコリ史上最高の試合だ」

 米紙「ニューヨークタイムズ」のべン・ローゼンバーグ記者は「ニシコリのセットポイントは私の人生において最高のラリーだった」と称賛。英紙「メトロ」のジョージ・ベルショー記者は、キリオス優位と見ていたようで「ニック・キリオスが敗退。これは本当に驚きだ。ニシコリが6-1、7-6、6-4で勝利…」と唖然とした様子だった。

 ポルトガルのスポーツ紙「レコード」のホセ・モルガド記者は「グラスにおいてニシコリ史上最高の試合だ。ここまでは」とつづり、錦織にとって芝コートで歴代最高マッチとの評価を下していた。右手首の故障からついに完全復活の気配を見せる錦織。この勢いでどこまで進むのか。4回戦では元世界ランク10位で現在138位のエルネスツ・ガルビス(ラトビア)と激突する。
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THE ANSWER編集部




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