トランプ大統領は、リップサービスもお得意・・・・？

【ワシントン時事】トランプ米大統領は６日、北朝鮮が南北首脳会談開催で合意し、米国と非核化をめぐり対話する用意があると表明したことについて「彼ら（北朝鮮）は真剣だと思うし、そうであることを望む」と述べた。スウェーデンのロベーン首相と会談した後、共同記者会見で語った。

　これに先立ち、ペンス副大統領は声明で「（北朝鮮の）核計画を終わらせるため、米国と同盟国は最大限の圧力をかけ続ける」と強調した。米政府高官も、北朝鮮が中止を求めていた米韓合同軍事演習に関し、平昌冬季パラリンピック後に再開するのは「当然だ」と断言。米国は、北朝鮮が非核化に向け具体的な措置を講じるまで、態度を軟化させない構えを維持している。

　トランプ氏は会見で、北朝鮮が強硬姿勢からかじを切ったのは、国際社会による制裁が背景にあると指摘。とりわけ北朝鮮が経済面で依存する中国が「大いに助けてくれた」と語った。

　トランプ氏はロベーン氏との会談冒頭でも記者団に対し、北朝鮮の対話姿勢について「非常に前向きだ。（事態が改善すれば）世界、北朝鮮、朝鮮半島にとって素晴らしいものになる」と述べた。