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まだまだ、メダル獲得よ・・・・


高木美帆、0秒2差で涙の銀「コンマ3秒速かったら」


2/13(火) 6:06配信

スポーツ報知

銀メダルを獲得し、観客に笑顔を見せる高木美帆


◆平昌五輪第4日 ▽スピードスケート女子1500メートル(12日・江陵オーバル)

 女子1500メートルが行われ、高木美帆(23)=日体大助手=が1分54秒55で銀メダルを獲得した。金メダルまで0秒20差の僅差だった。10日の3000メートルは5位だったが、今季W杯4戦4勝の得意種目で、1992年アルベールビル大会の橋本聖子の銅以来の表彰台に立った。女子の個人種目でのメダルは98年長野五輪500メートルの岡崎朋美の銅以来で、銀メダルは史上初の快挙。小平奈緒(31)=相沢病院=は6位、菊池彩花(30)=富士急=は16位だった。イレイン・ブスト(オランダ)が優勝した。

【写真】表彰台でガッツポーズを見せる高木美帆

 金メダルまで0秒20届かなかった。距離にして2・6メートル。高木美は両手でガッツポーズ。日本女子初の銀メダルに喜びを爆発させたが、「ゴールして流している間にたくさんの声援をいただいて、1位との差を実感した。コンマ3秒速かったら違う景色が見れたのかな」。デビット・コーチと抱き合うと、うれしさも交じった悔し涙があふれた。

 15歳でバンクーバー五輪に出場した“スーパー中学生”が、ソチ五輪落選を経て「考える」努力が実を結んだ。高校では500メートルから5000メートルまで全ての距離で試合に出続けた。シニア、ジュニアの国際大会から地域大会まで年間60レース。連盟から「タイトすぎる」と止められても、「今からやっておかないとタフにならない」と貫いた。

 すべては将来を想定した準備だった。「行ったことのない所に行きたい」とベラルーシでのW杯に志願。初めての会場では宿舎との距離、食事、文化など得られる情報全てをノートに書き留めた。どんな状況でも対応できるよう知識をつけ、連戦を戦い抜けるタフさも磨いた。帯広南商高の東出俊一監督は「先を読む力が天才的。今頃になって、あの時の行動にはこういう意味があったんだと気付かされることが何十個もある」と感嘆した。

 「考える」努力とソチ落選後の覚悟―。最後のピースは勝利への欲だった。練習も試合も頭の中にイメージを描いて滑り出す。自分との闘いにこだわり、勝っても喜ばず、納得できれば2位でもガッツポーズした。変わったのは昨年3月の世界選手権。優勝したオランダのブストを見て「やっぱり強い。あんなのに勝てない」。ポツリと本音を漏らすと、デビット・コーチが「同じ人間ができていることなのに、何で自分はできないと思うんだ?」と不思議そうに問いかけてきた。

 両者の体力測定数値に遜色はなかった。世界で「戦う」のではなく「勝つ」ことが目標になり、「すべてをスケートにかける」と目の色が変わった。銀メダルを首にかけ、芽生えた感情は「もっと輝く景色を見たい。1000メートル、団体追い抜きで見られるように頑張りたい」。14日の1000メートルに視線を向け、金メダルへの滑りのイメージを描き始めていた。(林 直史)


 ◆高木 美帆(たかぎ・みほ)
 ▽生まれとサイズ 1994年5月22日。北海道・幕別町。札内中から帯広南商、日体大を経て17年から日体大助手。164センチ。
 ▽家族 父・愛徳さん(60)、母・美佐子さん(55)、兄・大輔さん(27)と今大会に出場する姉の菜那(25)。
 ▽名前の由来 父が女優の中山美穂のファンだったことから。
 ▽好物 チョコレート、コロッケ。「最近、ホクホクの男爵コロッケとか、カボチャコロッケを食べたいなと思って我慢してます」
 ▽好きな芸能人 「三代目J Soul Brothers」の今市隆二。
 ▽趣味 ジグソーパズル。
 ▽サッカー少女 中学2年時の08年、日本サッカー協会が将来のなでしこジャパンとして期待する「ナショナルトレセン女子U―15」に選抜された。



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