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若い投手の勝利は、嬉しい・・・・

中日山本2勝「最高」親友の初勝利祝い吉牛のお返し
8/25(日) 20:03配信


中日対広島 試合終了、お立ち台で「最高でーす!」と絶叫する山本(撮影・森本幸一)
<中日10-4広島>◇25日◇ナゴヤドーム

中日高卒2年目の山本拓実投手(19)が25日、広島戦でナゴヤドーム初星を手にした。先発で初回にいきなり2失点したが、浮足立たず追加点を許さなかった。

【写真】左前適時打を放つ山本

5回1/3を4安打2失点でプロ2勝目をゲット。初の本拠地お立ち台では隣の阿部から耳打ちされ、先輩の指示通り「最高で~す!」と2度叫んで破顔した。

7月31日阪神戦でプロ初勝利。東京遠征に入った8月2日、幼なじみの中野拓土君に初星を祝ってもらった。幼稚園から小中高と同じ進路を歩み、市西宮高校硬式野球部ではエースと主将だった同い年の親友。明大2年生の中野君に「おいしい牛丼が食べたい」とリクエストすると、豪華な!?食事が待っていた。

山本の東京着は夜も深まった時間帯。まだ学生の中野君は深夜営業の高級牛丼屋を知らず、悩み抜いた末に「吉野家」を選択。それでもチーズや生卵のトッピングを許可され、サラダも付けてもらい、会話に花を咲かせた。あれから3週間以上が過ぎ、やっと「初星祝い」のお返しができた。

広島はプロ初先発した7月24日にプロ初黒星を喫した相手。前回は報徳学園時代に兵庫でしのぎを削った1学年下の小園に2打数1安打と攻略されたが、この日は無安打に封じた。1点リードの4回2死一、二塁でプロ初安打初打点となる左前適時打も決め「たまたまです」と照れ笑いだ。

中盤は変化球で難なくカウントを整え「デビューした時よりマウンドでの落ち着きが出てきたかなとは思います」。まだまだ牛丼大盛りが似合う童顔の若者だが、ボールを握れば突然貫禄が漂う。【佐井陽介】




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