バイトだから、セネガル戦、見れないわ・・・・・
【セネガル戦プレビュー】日本代表、狙うは「あくまで勝ち点3」。リスク覚悟の崇高な志は吉か凶か?【ロシアW杯】
6/24(日) 12:45配信
フットボールチャンネル
日本代表【写真:Getty Images】
日本代表は24日、ロシアワールドカップ・グループリーグ第2節でセネガル代表と対戦する。抜群の身体能力を持つ難敵との一戦だが、西野朗監督はリスクを覚悟で勝ち点3を狙う姿勢を示している。決勝トーナメントへ重要な試合で西野ジャパンはどのような戦いを見せるのか。(取材・文:河治良幸【エカテリンブルク】)
【驚愕サッカー動画】ドルトムント香川、今見てもやっぱり凄かった!!
.
【セネガル戦プレビュー】日本代表、狙うは「あくまで勝ち点3」。リスク覚悟の崇高な志は吉か凶か?【ロシアW杯】
西野朗監督【写真:Getty Images】
●3試合目に突破をかける状況は“敗者復活戦”
ロシアW杯の初戦でコロンビアを破った日本代表はエカテリンブルクでセネガルと対戦する。フィジカルが強いだけでなく「非常にチームがオーガナイズされている」とセネガルの実力を認める西野朗監督だが、その相手にも「おそれるということはないし、我々のチーム力に自信を持って臨みたい」と語る。
3試合目に突破をかける状況を“敗者復活戦”とまで例える西野監督。「多少のリスクがあっても、勝負を懸ける2戦目でないといけない」と主張する一方で、セネガルに対して「われわれのグループで対応するディフェンスを考えても、それを打開する力が個々に存在している。組織的に守ろうとしても、個の力ですべて粉砕される状況は考えられます。入れ違った瞬間にすぐ、さらに対応しなければいけない」と警戒している。
「直線的なプレー、力というものが攻撃の中ではベースにあるので、しっかりと遅らせる、止める、推進力を抑える対応をチームとして考えないといけない」と語るように、セネガル対策を考えないわけではないが、基本的に高い位置からボールを奪いに行き、そこからボールをしっかりついないで人数をかけていくということをやり抜く意識が強い。
●西野監督のアグレッシブな姿勢を裏付ける柴崎の言葉
そうした西野監督の姿勢を裏付けるのがコロンビア戦に続きボランチでのスタメンが予想される柴崎岳の言葉だ。「彼らに対してどれだけ揺さぶりをかけるか。グラウンダー主体でどんどん相手をズラして、コンビネーションで崩していくという方がいいかなと思う」と柴崎。ボールを保持しながら積極的に縦にボールを入れていけるか。「それは僕のチャレンジ」とも語る。
もちろんセネガルの中盤での圧力が強いことは柴崎も理解している。守備では「しっかりといいポジションから」相手の攻撃を限定してスピードやパワーを十分に発揮させないことを狙いながら守るが、日本がボールを持ったところでは流動的なコンビネーションを導き出すことで、サイズと身体能力に勝るセネガルを翻弄して行きたい構えだ。
こうした考えは中盤からゲームをコントロールする柴崎のイメージでもありながら、西野監督が選手たちに短い期間の中でも植え付けているアグレッシブな姿勢の表れでもある。柴崎の役割とポジションから具体的にはこうした発言が出たが、前日の取材対応者に香川真司がいたら香川なりの、原口元気なら原口の役割の中で同じ方向性を裏付けるコメントが発せられたかもしれない。
●監督の意志を選手が共有すること
ただ、現実的に中盤からボールをつないで揺さぶりをかけていくというスタイルを11人のセネガルに対してやっていくことは簡単ではないし、ボールを奪われた時のリスクも少なからず生じる。まともなデュエルになる状況を少しでもおさえながら、相手のボールロストを狙い、そこで奪えればショートカウンターという形であわよくば得点を狙いながら、状況によっては勝ち点1を確保して行くような戦い方も取ることはできるはず。
しかし、西野監督はあえてそうした“安全策”を取らずに勝ち点3にこだわってリスクチャレンジしていく構えを示している。それはチームの勢いと機を逃さないという勝負哲学なのかもしれない。そしてその崇高な志に選手が向いているのであれば、それはコンセプトでありリスペクトして見届けるに値する。サッカーに絶対の正解はない中で、監督がこれと決めた方向性を選手が共有することほど大切なことはないからだ。
ただ、実際に0-0や1-1で70分が過ぎた時に西野監督がどういった交代カードを切り、選手にどういう戦いを促すかはその時になってみないと分からない。まずアグレッシブに戦う中でもセネガルの圧力に飲み込まれないでイーブン以上の流れでいけることに期待しつつ、終盤まで競る展開になった時の日本代表の戦い方の推移を見届けたい。
(取材・文:河治良幸【エカテリンブルク】)
.
フットボールチャンネル編集部
やっぱり、いいわ・・・・・
コメント 0