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これは、分かる気がするね・・・・・

ヴァヒド・ハリルホジッチ前日本代表監督(65、以下ハリル氏)の解任が波紋を呼んでいる。ワールドカップまで2ヶ月という差し迫った時期の判断に加え、理由が釈然としないからだ。日本サッカー協会の田嶋幸三会長(60)は「チームが一緒になって信頼しあい、コミュニケーションを取り合うことができないと思ったから」と説明したが、納得する人はほとんどいないだろう。

◆“スポンサーがらみ”を勘ぐるファンたち

  4月10日、フランスのハリル氏の自宅を直撃した日刊スポーツに対して、ハリル氏は解任に対して怒りをあらわにしつつ、「誰も(今回の解任劇を)理解できていない。日本で(真実を)話すつもりだ」と語ったという(日刊スポーツ4月11日配信)。

 そんな中、いま一部サッカーファンの間で“陰謀論”が渦巻いている。解任劇の背景には、スポンサー等の問題が絡み合った“オトナの事情”があるのではないかというのだ。

 つまり、人気があって企業広告にも出ている選手たちをハリル氏が起用しないために、視聴率が上がらずスポンサーも不満を持っている、そこで何らかの圧力が働いたのではないか……という“読み”である。

 『サッカーキング』電子版が紹介した仏誌『France Football』の記事には、ハリル氏に選ばれなかった元代表選手たちが「協会に働きかけをした」ことをほのめかす記述もあった。

 これを鵜呑みにすることはできないが、一方でこう語る協会幹部もいたという。

「昨秋に本田(圭佑)を外した頃からおかしくなった。結果も出ていないし、テレビの視聴率も下がり、国民の期待値も下がっていた。こんなにうまくいかなかったことは今までない」(毎日新聞、4月9日より)。

 つまりハリル氏の問題は監督としての能力ではなくテレビ受けが悪いことだと言っているように読めるのだ。そう考える上層部に対して、冷や飯を食っている選手がここぞとばかりに不満を訴える。ありがちと言えばありがちな話だ。“陰謀論”が囁かれる一つの要因だと言える。

◆本田や香川を外したハリル氏へのプレッシャー?

 こんなシーンもあった。先日のマリ、ウクライナとのテストマッチを観戦する香川真司選手(29)の姿がたびたび映像で抜かれたのだ。彼こそ窮地の日本代表に欠けているピースだといった具合に。

 香川選手は長く背番号10を背負い、多くの企業のイメージキャラクターも務めている。日本代表にとって象徴的な選手だ。その香川を5ヶ月もの間招集しなかったハリル氏にプレッシャーをかけるようなカメラワークはSNSでも話題となっていた。

 さらに香川選手が、昨年11月に当時技術委員長だった西野朗氏(65)に代表復帰を“直談判”した、との報道もある(2017年11月17日のスポーツ報知で、西野氏自身が明かしている)。

 そして、その西野氏が新監督に就任する運びとなった。これらを合わせて、点と線がつながったと感じるサッカーファンもいるだろう。

 もっとも、全ては想像でしかない。だが、ハリル氏が「何でこの時期に?」と驚いた点に注目したい。解任された事実以上に、そのタイミングが不可解であると言っているからだ。長い監督業の経験から、それが戦術上の決定ではないことを瞬時に悟ったのではないか。

 真相はさておき、今回の解任劇が日本サッカー史上で最も後味の悪い出来事だったことだけは確かだ。<文/石黒隆之>






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