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セレーナ撃破の大坂なおみ「私の存在を知ってもらいたかった。


テニス、マイアミ・オープン、女子シングルス1回戦。リターンを打つ大坂なおみ(2018年3月21日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Clive Brunskill


【3月22日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2018)で21日、元世界ランキング1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を撃破した大坂なおみ(Naomi Osaka)が試合後、自身がテニスを始めた理由だというセレーナに「私の存在を知ってもらいたかった」と語った。

 前週のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)でツアー初優勝を飾った大坂はこの日、今大会が産休から復帰2戦目となったセレーナに6-3、6-2でストレート勝ち。終始優位に立って試合を進めた20歳は、試合時間1時間17分で2回戦進出を決めた。

 次戦は世界ランク4位のエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)と激突する大坂は試合後、目に見えて喜んでいる様子で「緊張していたけど、試合が始まったら大丈夫だった」とすると、「私がテニスを始めたのはセレーナが大きな理由。セレーナは何度もテレビで見てきた存在だったから、実際に彼女と試合をしているという事実を頭から消すのが難しかった。(そうするには)3ゲームかかった」と話した。

「タイプの違う緊張だった。ある特定の人に対してあのような緊張はしたことがなかった。インディアンウェルズ(BNPパリバ・オープン)の決勝も、過去にああいった立ち位置にいたことがなかったからという意味では別物だったけど」

 この日のセレーナはコート上での動きやラリーで精彩を欠き、昔の面影がなかったように映ったが、大坂は自身のテニスにしっかりと集中していたことで、相手が苦しんでいたのには気が付かなかったとしている。「彼女が苦戦しているかどうかは見ていなかった。もし彼女を見すぎたら自分が狂ってしまう。実際に倒されそうになるショットを何本も打ってきていたし、『おお、これがセレーナのショットだ』と思った」

 また最後のポイントで簡単なショットをミスしたセレーナについて大坂は「あのような形で終わって彼女も悔しかったと思う」とすると、「彼女が全豪オープンの後に離脱した時は、まだ自分もツアーでは新しい選手だったから、最後に握手をできたのはクールだった。『グッジョブ』って言われたけど、頭が真っ白だった」と続けた。

「自分が見て育った選手と対戦するのは変な感じ。リスペクトの気持ちがある一方で、ものすごい勝ちたいとも思う。とにかく彼女に私の存在を知ってもらいたかった」 (c)AFP




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