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こりゃ、怖かっただろう・・・・・・・


「噴石が飛んできてゴンドラに」スキー客大混乱


読売新聞




 上空を黒い噴煙が覆い、辺りに噴石が降り注いだ。

 群馬県草津町の草津白根山が23日、噴火した。スキー場を訪れていたレジャー客らが噴石に襲われ、現場は混乱に包まれている。

 「午前10時頃、雷のようなドーンという大きな音が聞こえた」。友人とともに草津国際スキー場を訪れていた千葉県鎌ヶ谷市の高校3年生(17)は取材に対し、噴火当時の様子をそう振り返った。

 リフトに乗る直前、「白根山が噴火しました。下山し屋内に避難してください」というアナウンスが流れ、ロッジに避難したという。高3は「噴石は自分のいるところまでは来ていないが、もう少し早く上に登っていたら……」と恐怖をにじませた。

 群馬県長野原町の新聞販売業の男性(60)のもとには23日午前10時15分頃、同スキー場のゴンドラに乗っていた次男(28)から慌てた声で電話があった。「山から煙が出て、あたりが真っ暗になった」「噴石が飛んできてゴンドラに当たった」――。

 新聞販売業の男性によると、次男は妻、長男(32)の3人でスキーを楽しんでいた。次男の話では、ゴンドラは山頂駅の手前約200メートルのところで停止した後、再び動き出して駅にたどり着いた。草津町によると、78人のスキー客らが駅内に避難しているという。

 新聞販売業の男性は「雪崩もあったようで心配だ。無事に下山できるといいのだが」と不安を口にした。

 同県草津町で菓子店を営む女性(66)は「午前11時頃に友人から連絡が来て、白根山を見上げると普段見ない黒い煙が山頂付近を覆っていた。30台以上の救急車や消防車、パトカーが行ったきり帰ってこない。犠牲になる人がいなければ良いのだが……」と心配そうに話した。

 また、草津町内で夫婦でペンションを経営する女性(56)は「音や噴煙には気が付かなかった。町中ではサイレンが鳴っているが状況が分からず、情報がほしい」と語った。

 同スキー場のゴンドラ山頂駅に設置されたライブカメラ映像では、噴火の後、黒い噴煙がゲレンデの上空を覆い、黒い噴石が落ちる様子が映っていた。




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