昨季のゴールデングラブ賞は、巨人の誰だっけ?
「しっかりヘソの前で捕る」「もっと攻めた守備も」名手・京田陽太に慢心なし。荒木コーチとともに捕球姿勢から見直しへ
2/16(日) 17:14配信
京田は「まだまだ上のレベルを目指しているので全然満足してない」とさらなる成長を誓った。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)
「ナゴドの中日」
本塁打の出にくい球場で、盗塁やバント、また隙を突く走塁で走者を3塁に進め、相手が前進守備を敷いても、叩きつけた内野ゴロで先制点を奪う。その後は、豊富な投手陣と鉄壁の守備陣で打線を封じ、無失点で試合を締める。
【中日キャンプPHOTO】紅白戦でドラフト4位ルーキーの郡司や3年目の山本がアピール!
試合全体を通しての安打数では劣っていても、気がつくと9イニングの戦いは制している。全盛期の中日が持ち味としていたのは、ディフェンスを重視した緻密な野球だった。セ・リーグでは、特に阪神がナゴヤドームで辛酸を舐めさせられ、いつからか"鬼門"と呼ばれるまでになった。
そんな中日伝統の堅守は今でも健在。昨季のチーム失策45は12球団最少、守備率.992はセ・リーグ記録を更新した。
なかでも内野の要、ショートを守る京田陽太の守備率.985、202刺殺、384捕殺、78併殺は全てセ・リーグの同ポジションでトップだ。同じリーグの同ポジションの選手と比較してどれだけ失点を防いだかを示すUZR(Ultimate Zone Rating)も17.5でリーグトップの数値を叩き出している。
それでも京田本人に慢心はない。
「昨季の数字だけを見たら良いと思うんですけど、まだまだ上のレベルを目指しているので全然満足してない。エラーが少ないから良いわけではないので、もっと攻めた守備もしていかないといけないと思います」
昨季、記者投票で選ばれるゴールデン・グラブ賞獲得はならなかったが、間違いなく守備力はセ・リーグのナンバーワン遊撃手と言えるだろう。
年間約600個のアウトを奪った名手は、このキャンプでもさらなる守備力向上に励んでいる。
「しっかりヘソの前で捕るようにしてます。去年秋のキャンプから(内野守備走塁コーチの)荒木さんと捕球姿勢から見つめ直していこうということでやってて、ボールに対して正対する意識でやってます。どちらかというと僕は右足が折れる癖があったので、しっかり股を割ってヘソの前で捕る意識で練習してます。ピッチャーから『ありがとう』と言ってもらえると嬉しいですし、もっとピッチャーに安心してもらえる内野手になりたいなと思います。ショートを守っている以上は、まず守備からリズムを作っていけるようにしたいですね」
ロースコアのヒリヒリした展開をしぶとくものにするのが中日の野球。京田を中心とした守備陣が今季も投手陣を強力にサポートするに違いない。
長くBクラスに低迷するチームだが、名実ともにチームリーダーになった京田の想いは1つだ。
「選手会長になったんで、ビールかけの音頭を取りたいなとそこだけですね。そのためにチームに何か貢献出来るよう頑張りたいと思います」
取材・文●小中翔太
【著者プロフィール】
こなか・しょうた/1988年1月19日生まれ。京都府宮津市出身。大学野球連盟で学生委員を務め裏方の道へ。関西を中心に活動しウェブ媒体や雑誌に寄稿する。
2/16(日) 17:14配信
京田は「まだまだ上のレベルを目指しているので全然満足してない」とさらなる成長を誓った。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)
「ナゴドの中日」
本塁打の出にくい球場で、盗塁やバント、また隙を突く走塁で走者を3塁に進め、相手が前進守備を敷いても、叩きつけた内野ゴロで先制点を奪う。その後は、豊富な投手陣と鉄壁の守備陣で打線を封じ、無失点で試合を締める。
【中日キャンプPHOTO】紅白戦でドラフト4位ルーキーの郡司や3年目の山本がアピール!
試合全体を通しての安打数では劣っていても、気がつくと9イニングの戦いは制している。全盛期の中日が持ち味としていたのは、ディフェンスを重視した緻密な野球だった。セ・リーグでは、特に阪神がナゴヤドームで辛酸を舐めさせられ、いつからか"鬼門"と呼ばれるまでになった。
そんな中日伝統の堅守は今でも健在。昨季のチーム失策45は12球団最少、守備率.992はセ・リーグ記録を更新した。
なかでも内野の要、ショートを守る京田陽太の守備率.985、202刺殺、384捕殺、78併殺は全てセ・リーグの同ポジションでトップだ。同じリーグの同ポジションの選手と比較してどれだけ失点を防いだかを示すUZR(Ultimate Zone Rating)も17.5でリーグトップの数値を叩き出している。
それでも京田本人に慢心はない。
「昨季の数字だけを見たら良いと思うんですけど、まだまだ上のレベルを目指しているので全然満足してない。エラーが少ないから良いわけではないので、もっと攻めた守備もしていかないといけないと思います」
昨季、記者投票で選ばれるゴールデン・グラブ賞獲得はならなかったが、間違いなく守備力はセ・リーグのナンバーワン遊撃手と言えるだろう。
年間約600個のアウトを奪った名手は、このキャンプでもさらなる守備力向上に励んでいる。
「しっかりヘソの前で捕るようにしてます。去年秋のキャンプから(内野守備走塁コーチの)荒木さんと捕球姿勢から見つめ直していこうということでやってて、ボールに対して正対する意識でやってます。どちらかというと僕は右足が折れる癖があったので、しっかり股を割ってヘソの前で捕る意識で練習してます。ピッチャーから『ありがとう』と言ってもらえると嬉しいですし、もっとピッチャーに安心してもらえる内野手になりたいなと思います。ショートを守っている以上は、まず守備からリズムを作っていけるようにしたいですね」
ロースコアのヒリヒリした展開をしぶとくものにするのが中日の野球。京田を中心とした守備陣が今季も投手陣を強力にサポートするに違いない。
長くBクラスに低迷するチームだが、名実ともにチームリーダーになった京田の想いは1つだ。
「選手会長になったんで、ビールかけの音頭を取りたいなとそこだけですね。そのためにチームに何か貢献出来るよう頑張りたいと思います」
取材・文●小中翔太
【著者プロフィール】
こなか・しょうた/1988年1月19日生まれ。京都府宮津市出身。大学野球連盟で学生委員を務め裏方の道へ。関西を中心に活動しウェブ媒体や雑誌に寄稿する。
いま、服薬している、うつ薬は・・・
梅津は、合格・・・・しかし大敗はいかん・・・
中日、開幕前哨戦で13失点大敗も…梅津は意地の2回零封 3安打も粘りの投球
2/16(日) 18:29配信
中日は広島との練習試合(北谷)に8―13と完敗。22安打13失点と投壊した中、実戦初登板となった梅津は2回無失点と意地を見せた。
山本、阿知羅が立て続けに広島打線につかまり4―12で迎えた6回、3番手で登板。「リリーフの経験はあまりないので、逆に流れを断ち切ってやろうと思った」とマウンドに上がった。
だが、いきなり根尾の失策で先頭打者・小園を二塁に進め、続く野間にも内野安打を許したが、後続を断ち本塁を踏ませなかった。
続く7回は「直球で押そうと思った」ものの先頭から連打を浴び、あっという間に無死一、二塁。「ピッチングを変えた」と110キロ台のカーブで小園を右飛に打ち取るなど、緩急を効果的に使い、無失点でマウンドを降りた。3安打を浴びながらも「走者を出したが、最終的に0で抑えられて良かった」とうなずいた。
ただ、開幕前哨戦で投壊による大敗を喫し、与田監督は「広島はスイングに力強さがある。しっかりと反省しないといけない」と苦言を呈した。
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山本・阿知羅は、力不足かな?
いつも、眠ってしまって、なかなか観れず・・・・
2/16(日) 18:29配信
中日は広島との練習試合(北谷)に8―13と完敗。22安打13失点と投壊した中、実戦初登板となった梅津は2回無失点と意地を見せた。
山本、阿知羅が立て続けに広島打線につかまり4―12で迎えた6回、3番手で登板。「リリーフの経験はあまりないので、逆に流れを断ち切ってやろうと思った」とマウンドに上がった。
だが、いきなり根尾の失策で先頭打者・小園を二塁に進め、続く野間にも内野安打を許したが、後続を断ち本塁を踏ませなかった。
続く7回は「直球で押そうと思った」ものの先頭から連打を浴び、あっという間に無死一、二塁。「ピッチングを変えた」と110キロ台のカーブで小園を右飛に打ち取るなど、緩急を効果的に使い、無失点でマウンドを降りた。3安打を浴びながらも「走者を出したが、最終的に0で抑えられて良かった」とうなずいた。
ただ、開幕前哨戦で投壊による大敗を喫し、与田監督は「広島はスイングに力強さがある。しっかりと反省しないといけない」と苦言を呈した。
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山本・阿知羅は、力不足かな?
いつも、眠ってしまって、なかなか観れず・・・・
知らん名前やな・・・・・
高橋も京田も阿部もうかうかできない…中日・溝脇隼人が快音連発 与田監督も「パンチ力もついてきた。楽しみ」と絶賛
2/16(日) 10:00配信
中日・溝脇
背番号「48」の存在感が日増しに大きくなる。中日・溝脇隼人内野手(25)がまた打った。15日に北谷球場で行われた練習試合のロッテ戦。3回2死一、二塁の場面だ。前打者の根尾が初球攻撃で凡退した直後ながら「打たなきゃ始まらない」と攻めの姿勢を貫く。初対戦の佐々木千が投じた初球、135キロ直球を振り抜くと打球は右中間を切り裂いた。先制の適時三塁打だ。
【写真】ドアラえらい!営業よりファンが大事
「いい形で体を相手投手に入れることができている」。8日の阪神戦(北谷)での本塁打を皮切りに快音を連発。きっかけは、その8日の試合中だった。控えとして準備しているとき、ふいにひらめいたという。「言葉にするのが難しいんですが、右肘から投手の方に体を入れていく感じですかね」。舞い降りてきた感覚は高い技術で再現される。「いい感じですよ」。当たりはしばらく止まりそうにない。
与田監督も「パンチ力もついてきたし、タイミングを合わせるのが、非常によくなってきている。チャンスをものにするというか、勝負強さも出てきたので。楽しみですね」と称賛した。
2/16(日) 10:00配信
中日・溝脇
背番号「48」の存在感が日増しに大きくなる。中日・溝脇隼人内野手(25)がまた打った。15日に北谷球場で行われた練習試合のロッテ戦。3回2死一、二塁の場面だ。前打者の根尾が初球攻撃で凡退した直後ながら「打たなきゃ始まらない」と攻めの姿勢を貫く。初対戦の佐々木千が投じた初球、135キロ直球を振り抜くと打球は右中間を切り裂いた。先制の適時三塁打だ。
【写真】ドアラえらい!営業よりファンが大事
「いい形で体を相手投手に入れることができている」。8日の阪神戦(北谷)での本塁打を皮切りに快音を連発。きっかけは、その8日の試合中だった。控えとして準備しているとき、ふいにひらめいたという。「言葉にするのが難しいんですが、右肘から投手の方に体を入れていく感じですかね」。舞い降りてきた感覚は高い技術で再現される。「いい感じですよ」。当たりはしばらく止まりそうにない。
与田監督も「パンチ力もついてきたし、タイミングを合わせるのが、非常によくなってきている。チャンスをものにするというか、勝負強さも出てきたので。楽しみですね」と称賛した。
禁煙は、なかなか、難しい・・・・・
ロッテ「全面禁煙」、巨人「原監督に隠れて喫煙」……プロ野球とタバコの煙たい関係
2/16(日) 6:00配信
佐々木は“煙害”から守られ伸び伸び育つ? 共同通信社
ロッテが今季から日本球界初となる“全面禁煙”を導入。全選手、首脳陣、スタッフが対象となり、勤務時間中は球場施設内でタバコが吸えなくなった。
【写真】この記事の写真を見る
「ロッテは佐々木朗希投手が入ったことで、マスコミ露出が激増している。将来の日本球界の宝を『クリーンな環境で育てます』というイメージ戦略でもありますね」(スポーツ紙デスク)
いまだに喫煙者の多い球界で、最初に禁煙に取り組み始めたのはDeNAだ。
「12年以降の入団選手に禁煙が義務付けられるなど部分的でしたが、『そんなの自由だろ』と球界内では批判的な声が多かった。しかし世間の禁煙化が進み、今回は『時代なのかなぁ』という反応です」(同前)
球界で“禁煙推進派”の急先鋒といえば、巨人の原辰徳監督。昨季は4番候補の岡本和真に禁煙を迫った。
「原さんは超の付くヘビースモーカーだったのに、止めたら急に風紀委員長になった(笑)。もっとも、主力にはなかなか言えないみたいですよ」(ベテラン記者)
槍玉に挙げられた岡本は、「マスコミ側が忖度して彼が禁煙したように報じましたが、いやいや。今のキャンプ中も、囲み取材しようとすると『1本吸ってからでいいですか?』ですから(笑)」(同前)
他の巨人の選手は監督に喫煙現場が見つからぬよう、コソコソしているという。
「坂本勇人は東京ドーム内では吸わず、自分の車の中で吸うとか。二軍監督になった阿部慎之助も以前はパカパカ吸ってましたけど、最近は目につくところでは止めてますね」(同前)
なぜ球界には喫煙者が多いのか?
チームによって喫煙事情は異なる。主力に喫煙者が多い中日は、ヤクルト戦で神宮球場に遠征してきた際、「みんな外の喫煙所で車座になって吸ってました(笑)」(ヤクルト担当記者)
楽天が東京ドームで試合をしたときは、「記者が喫煙スペースに行くと、必ず石井一久GMがいたものです」(前出・デスク)
西武は数少ない非喫煙者だった秋山翔吾が抜け、辻発彦監督やスタメンのほとんどが喫煙者となった。
「球界に喫煙者が多いのは、インターバルが多く、肺で勝負するスポーツじゃないからと言われてます。何度も盗塁王になった元阪神の赤星憲広さんも喫煙者でしたからね。だけどメジャーリーガーに喫煙者はほとんどいません。日本球界独特の文化なんですよ」
こう語るベテランの阪神番記者によると、甲子園の観客席、記者席が禁煙になった後、江夏豊さんだけはタバコを吸っていたが、誰も注意できなかったとか。そんな“伝説”も過去の話。
ロッテの全面禁煙は、球界の“お口の恋人”にはガムを、という提案なのかも。
「週刊文春」編集部/週刊文春
2/16(日) 6:00配信
佐々木は“煙害”から守られ伸び伸び育つ? 共同通信社
ロッテが今季から日本球界初となる“全面禁煙”を導入。全選手、首脳陣、スタッフが対象となり、勤務時間中は球場施設内でタバコが吸えなくなった。
【写真】この記事の写真を見る
「ロッテは佐々木朗希投手が入ったことで、マスコミ露出が激増している。将来の日本球界の宝を『クリーンな環境で育てます』というイメージ戦略でもありますね」(スポーツ紙デスク)
いまだに喫煙者の多い球界で、最初に禁煙に取り組み始めたのはDeNAだ。
「12年以降の入団選手に禁煙が義務付けられるなど部分的でしたが、『そんなの自由だろ』と球界内では批判的な声が多かった。しかし世間の禁煙化が進み、今回は『時代なのかなぁ』という反応です」(同前)
球界で“禁煙推進派”の急先鋒といえば、巨人の原辰徳監督。昨季は4番候補の岡本和真に禁煙を迫った。
「原さんは超の付くヘビースモーカーだったのに、止めたら急に風紀委員長になった(笑)。もっとも、主力にはなかなか言えないみたいですよ」(ベテラン記者)
槍玉に挙げられた岡本は、「マスコミ側が忖度して彼が禁煙したように報じましたが、いやいや。今のキャンプ中も、囲み取材しようとすると『1本吸ってからでいいですか?』ですから(笑)」(同前)
他の巨人の選手は監督に喫煙現場が見つからぬよう、コソコソしているという。
「坂本勇人は東京ドーム内では吸わず、自分の車の中で吸うとか。二軍監督になった阿部慎之助も以前はパカパカ吸ってましたけど、最近は目につくところでは止めてますね」(同前)
なぜ球界には喫煙者が多いのか?
チームによって喫煙事情は異なる。主力に喫煙者が多い中日は、ヤクルト戦で神宮球場に遠征してきた際、「みんな外の喫煙所で車座になって吸ってました(笑)」(ヤクルト担当記者)
楽天が東京ドームで試合をしたときは、「記者が喫煙スペースに行くと、必ず石井一久GMがいたものです」(前出・デスク)
西武は数少ない非喫煙者だった秋山翔吾が抜け、辻発彦監督やスタメンのほとんどが喫煙者となった。
「球界に喫煙者が多いのは、インターバルが多く、肺で勝負するスポーツじゃないからと言われてます。何度も盗塁王になった元阪神の赤星憲広さんも喫煙者でしたからね。だけどメジャーリーガーに喫煙者はほとんどいません。日本球界独特の文化なんですよ」
こう語るベテランの阪神番記者によると、甲子園の観客席、記者席が禁煙になった後、江夏豊さんだけはタバコを吸っていたが、誰も注意できなかったとか。そんな“伝説”も過去の話。
ロッテの全面禁煙は、球界の“お口の恋人”にはガムを、という提案なのかも。
「週刊文春」編集部/週刊文春
「死者が続出したら政権が持たない」・・・・
東京五輪・パラ大丈夫か、官邸が懸念 「市中感染」新型肺炎の拡大新局面へ
2/15(土) 10:50配信
新型肺炎で横浜港の大黒ふ頭に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=12日、横浜市
新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)はどこで感染したのか分からない患者の発生が相次いで報告され、新たな局面に入った。政府はこれまで感染は限定的とみて水際対策に注力していたが、首相官邸幹部は「フェーズが変わった」と断言。危機管理を担う官邸の緊張感は一気に高まり、7月に開幕する東京五輪への影響を懸念する声も上がり始めた。
【写真】横浜中華街の中華料理店。コロナウイルスの感染予防のため、消毒液が各テーブルに置かれる
「検査、治療態勢の充実を一層加速させ、感染拡大を抑えるとともに、重症化防止に取り組んでいく」。14日朝、首相官邸。いつもは記者団の前を通り過ぎて執務室に向かう安倍晋三首相はロビーで足を止め、対策に全力を挙げる考えを強調した。
複数の政府関係者は「官邸は当初、危機感が乏しかった」と明かす。1月20日に中国で「人から人」への感染が判明しても、政府高官は「あまり大騒ぎになっても良くない」。当初政府の対策は、武漢からの帰国者やクルーズ船の乗客のほか、武漢への滞在歴があり発熱の症状がある人など、限られた人を対象にした検査や隔離が中心だった。
「検査キットが足りず、人員態勢も厳しい中では、これしか方法はなかった」。自民党の厚生労働相経験者は政府の対応に理解を示す。ただ、結果的に対策が後手に回ったのは事実だ。不安に駆られた人たちの検査依頼が殺到し、対応できずに批判が高まるのを避けたかったのではないか-。そんな政府の思惑を勘繰る向きもある。
菅義偉官房長官は14日の記者会見で「国内で流行していると判断するに足る情報はない」と強調した。ところが関係者によると、菅氏ら政権幹部は今月中旬に入り、市中感染の広がりを覚悟。厚労省の頭越しに海外の専門家などから情報収集しているという。
「状況は格段に厳しくなっている」との見方は既に官邸の共通認識になっている。とりわけ政府が気をもむのが東京五輪・パラリンピックへの影響。事態が長期化すれば、出場を辞退する選手団や、観戦を避ける海外客が続出しかねないと身構える。
首相は14日の東京五輪・パラリンピック推進本部の会合で「感染症対策などに連携しながら遺漏なく準備を」と述べ、新型コロナウイルスに直接言及するのを避けた。官邸周辺は「肺炎と五輪を結び付けたくない首相の思いがにじみ出た」と打ち明ける。
水際対策と患者隔離でまん延までの時間を稼ぎ、その間に検査や患者の受け入れ態勢を整える政府のシナリオは崩壊寸前だ。大量の感染者で医療態勢が機能不全に陥るのを防ぐため、軽症者は隔離せず自宅に帰すなど、政府が方針転換を迫られる可能性もある。
「死者が続出したら政権が持たない」と官邸関係者。首相は「ワクチンが開発されるまで何とか乗り切ろう」と周囲に語っているという。 (東京支社取材班)
西日本新聞
2/15(土) 10:50配信
新型肺炎で横浜港の大黒ふ頭に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=12日、横浜市
新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)はどこで感染したのか分からない患者の発生が相次いで報告され、新たな局面に入った。政府はこれまで感染は限定的とみて水際対策に注力していたが、首相官邸幹部は「フェーズが変わった」と断言。危機管理を担う官邸の緊張感は一気に高まり、7月に開幕する東京五輪への影響を懸念する声も上がり始めた。
【写真】横浜中華街の中華料理店。コロナウイルスの感染予防のため、消毒液が各テーブルに置かれる
「検査、治療態勢の充実を一層加速させ、感染拡大を抑えるとともに、重症化防止に取り組んでいく」。14日朝、首相官邸。いつもは記者団の前を通り過ぎて執務室に向かう安倍晋三首相はロビーで足を止め、対策に全力を挙げる考えを強調した。
複数の政府関係者は「官邸は当初、危機感が乏しかった」と明かす。1月20日に中国で「人から人」への感染が判明しても、政府高官は「あまり大騒ぎになっても良くない」。当初政府の対策は、武漢からの帰国者やクルーズ船の乗客のほか、武漢への滞在歴があり発熱の症状がある人など、限られた人を対象にした検査や隔離が中心だった。
「検査キットが足りず、人員態勢も厳しい中では、これしか方法はなかった」。自民党の厚生労働相経験者は政府の対応に理解を示す。ただ、結果的に対策が後手に回ったのは事実だ。不安に駆られた人たちの検査依頼が殺到し、対応できずに批判が高まるのを避けたかったのではないか-。そんな政府の思惑を勘繰る向きもある。
菅義偉官房長官は14日の記者会見で「国内で流行していると判断するに足る情報はない」と強調した。ところが関係者によると、菅氏ら政権幹部は今月中旬に入り、市中感染の広がりを覚悟。厚労省の頭越しに海外の専門家などから情報収集しているという。
「状況は格段に厳しくなっている」との見方は既に官邸の共通認識になっている。とりわけ政府が気をもむのが東京五輪・パラリンピックへの影響。事態が長期化すれば、出場を辞退する選手団や、観戦を避ける海外客が続出しかねないと身構える。
首相は14日の東京五輪・パラリンピック推進本部の会合で「感染症対策などに連携しながら遺漏なく準備を」と述べ、新型コロナウイルスに直接言及するのを避けた。官邸周辺は「肺炎と五輪を結び付けたくない首相の思いがにじみ出た」と打ち明ける。
水際対策と患者隔離でまん延までの時間を稼ぎ、その間に検査や患者の受け入れ態勢を整える政府のシナリオは崩壊寸前だ。大量の感染者で医療態勢が機能不全に陥るのを防ぐため、軽症者は隔離せず自宅に帰すなど、政府が方針転換を迫られる可能性もある。
「死者が続出したら政権が持たない」と官邸関係者。首相は「ワクチンが開発されるまで何とか乗り切ろう」と周囲に語っているという。 (東京支社取材班)
西日本新聞
中国からの称賛と、アメリカからの批判・・・・・
「第2の震源地を作った」新型コロナ、日本政府の対応に米メディアから批判相次ぐ
2/15(土) 13:11配信
ダイヤモンド・プリンセス号(2020年2月14日)
新型コロナウイルスの集団感染が発生している大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号への日本政府の対応に、「感染拡大の第二の震源地を作った」などと海外メディアから批判が向けられている。
横浜港に停泊中のダイヤモンド・プリンセス号は乗員乗客3711人のうち、2月15日までに計218人の感染者が確認された。乗客のうち400人以上はアメリカ国籍といい、アメリカのメディアもこのニュースに注目している。
アメリカのTIMEは「乗員乗客の約6%が感染しているこのクルーズ船は、世界中のどこよりもコロナウイルスの感染率が高い」と指摘し、「現在の検疫手順が船内での感染拡大を防げていないばかりか、感染していない健康な乗客の感染リスクが高まる可能性もある」という感染症の専門家の言葉を紹介。
新たな感染を防ぐためには、「検査結果が陰性である人を下船させ、潜伏期間中は感染リスクの低い代替措置の下で経過を観察することが理想的」としている。
また、ダイヤモンド・プリンセス号の内部で起きていることは「私たちが何をすべきか、明確で明白な前例がない」として、「不完全な情報で最善を尽くしている可能性が高い」と懸念を示す公衆衛生の研究者の声も紹介した。
ABCニュースは「クルーズ船の検疫は、利益よりも害をもたらしているのではないかと疑問視する専門家もいる」と指摘。
専門家のコメントを引用し、「このように閉鎖された環境で感染拡大を防ぐための対策を続けるには、現在の検疫手順では不十分だ」として、「(感染者の)数が劇的に増加していることは、船内でウイルスが拡散し続けていることを意味している可能性があります。日本の港で感染の第2の震源地が作り出されている懸念がある」と伝えた。
また、ニューヨークタイムズは『乗客には多くの疑問がある。日本はほとんど回答がない』と題し、日本政府が情報発信に消極的だとして「新型コロナウイルスをめぐる状況を悪化させている」と批判する記事を公開。
危機管理の専門家の言葉を引用し、日本政府の対応を「公衆衛生の危機対応で『こうしてはいけません』という教科書の見本のような対応」と評した。
高齢の乗客の下船についても報道が先行した際にも「政府はコメントを拒否した」となどと指摘。「日本の当局は、見通しがないまま疫学的な課題にあたっているため、自分たちの考えていることを十分に説明できていない。日本政府の広報戦略に対する信頼は損なわれ、噂や憶測が広がっている」と批判する評論家の言葉を紹介している。
中村 かさね (Kasane Nakamura)
2/15(土) 13:11配信
ダイヤモンド・プリンセス号(2020年2月14日)
新型コロナウイルスの集団感染が発生している大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号への日本政府の対応に、「感染拡大の第二の震源地を作った」などと海外メディアから批判が向けられている。
横浜港に停泊中のダイヤモンド・プリンセス号は乗員乗客3711人のうち、2月15日までに計218人の感染者が確認された。乗客のうち400人以上はアメリカ国籍といい、アメリカのメディアもこのニュースに注目している。
アメリカのTIMEは「乗員乗客の約6%が感染しているこのクルーズ船は、世界中のどこよりもコロナウイルスの感染率が高い」と指摘し、「現在の検疫手順が船内での感染拡大を防げていないばかりか、感染していない健康な乗客の感染リスクが高まる可能性もある」という感染症の専門家の言葉を紹介。
新たな感染を防ぐためには、「検査結果が陰性である人を下船させ、潜伏期間中は感染リスクの低い代替措置の下で経過を観察することが理想的」としている。
また、ダイヤモンド・プリンセス号の内部で起きていることは「私たちが何をすべきか、明確で明白な前例がない」として、「不完全な情報で最善を尽くしている可能性が高い」と懸念を示す公衆衛生の研究者の声も紹介した。
ABCニュースは「クルーズ船の検疫は、利益よりも害をもたらしているのではないかと疑問視する専門家もいる」と指摘。
専門家のコメントを引用し、「このように閉鎖された環境で感染拡大を防ぐための対策を続けるには、現在の検疫手順では不十分だ」として、「(感染者の)数が劇的に増加していることは、船内でウイルスが拡散し続けていることを意味している可能性があります。日本の港で感染の第2の震源地が作り出されている懸念がある」と伝えた。
また、ニューヨークタイムズは『乗客には多くの疑問がある。日本はほとんど回答がない』と題し、日本政府が情報発信に消極的だとして「新型コロナウイルスをめぐる状況を悪化させている」と批判する記事を公開。
危機管理の専門家の言葉を引用し、日本政府の対応を「公衆衛生の危機対応で『こうしてはいけません』という教科書の見本のような対応」と評した。
高齢の乗客の下船についても報道が先行した際にも「政府はコメントを拒否した」となどと指摘。「日本の当局は、見通しがないまま疫学的な課題にあたっているため、自分たちの考えていることを十分に説明できていない。日本政府の広報戦略に対する信頼は損なわれ、噂や憶測が広がっている」と批判する評論家の言葉を紹介している。
中村 かさね (Kasane Nakamura)
今朝も暖房要らず・・・・
21歳の藤嶋健人がロッテ打線を1イニング無失点・・・クローザー宣言期待
中日の守護神はオレだ!! 21歳の藤嶋健人がロッテ打線を1イニング無失点「真っすぐも角度がついた」
2/15(土) 22:31配信
中日・藤嶋
中日・藤嶋健人投手(21)15日、ロッテとの練習試合(北谷球場)で最速145キロの速球とフォークを武器に9回の1イニングを無失点。「真っすぐも角度がついていたし、内角にいいラインでボールがいった」。対外試合2試合目の登板で、守護神争いを一歩リードした。
【写真】ドアラえらい!営業よりファンが大事
8日の阪神戦も9回を任され、北條に決勝ソロを浴びた。今回は2死から二塁打を許したものの、1点リードを守り切った。受けた加藤は「前回ストレートを打たれたので、藤嶋も今回はストレートで押したいといっていた。よかったと思います」と振り返った。
2/15(土) 22:31配信
中日・藤嶋
中日・藤嶋健人投手(21)15日、ロッテとの練習試合(北谷球場)で最速145キロの速球とフォークを武器に9回の1イニングを無失点。「真っすぐも角度がついていたし、内角にいいラインでボールがいった」。対外試合2試合目の登板で、守護神争いを一歩リードした。
【写真】ドアラえらい!営業よりファンが大事
8日の阪神戦も9回を任され、北條に決勝ソロを浴びた。今回は2死から二塁打を許したものの、1点リードを守り切った。受けた加藤は「前回ストレートを打たれたので、藤嶋も今回はストレートで押したいといっていた。よかったと思います」と振り返った。