天皇陛下、皇居で「即位礼当日賢所大前の儀」
10/22(火) 9:30配信

 天皇陛下は22日午前、皇居・宮中三殿で、「即位礼正殿(せいでん)の儀」を行うことを報告する皇室行事「即位礼当日賢所大前(かしこどころおおまえ)の儀」に臨まれた。

 儀式は午前9時過ぎに始まり、陛下は神事服の「帛御袍(はくのごほう)」姿で回廊に姿を見せられた。皇位の証しである剣と璽(じ)(曲玉(まがたま))を持つ侍従を従えた陛下は、皇祖・天照大神(あまてらすおおみかみ)を祭る賢所の内陣に入って拝礼し、「御告文(おつげぶみ)」を大和言葉で読み上げられた。続いて、皇室の祖先を祭る皇霊殿(こうれいでん)、八百万(やおよろず)の神を祭る神殿を順に巡り、同様に報告される。

 その後、皇后さまも白い伝統的な装束の「五衣(いつつぎぬ)」「唐衣(からごろも)」「裳(も)」の伝統的な装束姿で賢所に入り、続いて皇霊殿、神殿を拝礼される。

 即位礼正殿の儀は午後1時から、皇居・宮殿で行われ、国内外の約2000人が参列する。午後7時過ぎからは宮殿で、外国賓客ら約400人を招いた「饗宴(きょうえん)の儀」が催される。