【中日】19歳山本が“ド根性”投球で勝利呼び込む 背中にファウルボール直撃も「力が抜けて良かった」
9/5(木) 22:23配信


好投した中日・山本
 ◆巨人2―3中日(5日・東京ドーム)

 中日・山本拓実投手(19)の110球の熱投が、3年ぶり巨人戦カード3連勝を呼び込んだ。今季6度目の先発で6回0/3を5安打2失点。勝敗はつかずも、8月7日の同戦(ナゴヤD)で6回5失点と打ち込まれた相手にリベンジする好投だった。

 4回に高橋のファウルボールがベンチ前で投球準備をする右腕の背中を直撃するアクシデントが発生。一度はトレーナーとベンチ裏へ引き上げたが、すぐさまマウンドへ駆け出す“ド根性”ぶりを発揮。試合後も「(ファウルボールが)当たって力が抜けて良かったんじゃないですか」と笑い飛ばした。

 与田監督も「痛みも腫れもあったが我慢して投げてくれた」と19歳右腕を賞賛。梅津、小笠原、山本の平均年齢20・7歳ローテで見事3連勝を決め「勝つための必要な戦力になっている。十分に期待に応えてくれた」と思わず笑みが浮かんだ。