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アルモンテの守備は、素人・・・・・・

「打撃一流も守備は素人」の評 中日・根尾にもう外野転向プラン
2/27(水) 15:06配信


打撃は一流も、守備は素人(C)共同通信社
「あの打撃を見たら、早く使いたくもなる」

 中日のチーム内ではこんな話で持ち切りだ。

 右ふくらはぎの肉離れでリハビリを続けていた中日1位の根尾昂(大阪桐蔭)が、25日から二軍本隊に合流。慎重にケガの回復に努めてきた根尾は、満を持してフルメニューに取り組み、昨26日はプロ入りして初めてスライディングを披露して、「不安はありません」と回復を強調した。

 与田監督の方針でキャンプ中は打撃に関してメスを入れていないそうだが、100%のスイングができないうちから、実力の片鱗を見せている。

「センスはバツグン。コンタクトもうまい」

■「足の使い方がうまい」

 球界のご意見番で3000安打の張本勲氏が根尾のフリー打撃を見てこう絶賛すれば、首脳陣もキャンプ序盤のマシン打撃を見た時点で高く評価していた。

 スカウト経験がある石井昭男二軍打撃コーチは「足の使い方がうまい」と、こう言った。

「スイング時に軸足となる後ろ足が折れず、うまく体重移動をして前で大きく強く振れる。野球をやっている98%の人間は実はこれがうまくできない。後ろの足を折らずに振ろうとすると、重心が後ろに残って前に押し込めないもの。ウチでは平田がこの打ち方ができている」

 森野二軍打撃コーチも、「強いライナーを打っているし、打球音がいい。体の使い方がよく、バランスがいいから体が開かない。だからフォームが崩れず、同じ形で安定して打てるのではないか。本人もいろいろ考えながらやっていることは伝わってくる」

 根尾は高校時代からヘッドの走りを重視し、体が開かないことを意識してきたという。プロの球への対応など、クリアすべき課題はあるにせよ、技術面ではすでにプロレベルに達しているという評価である。

 一方で、遊撃守備に関しては、荒木二軍守備走塁コーチの下、基本から学び直している段階。まだまだレベルアップが不可欠のようだ。中日OBの藤波行雄氏がこう言う。

「現状では(正遊撃手)京田の方が一枚も二枚も上。根尾は、前の打球に対する動きはできても、左右と後ろの動きが物足りない。キャンプ中盤の状態を聞くと、腰高で体全体を使った動きができず、送球も突っ立って投げるという。遊撃は一歩目のスタートの反応、フットワークが大事だし、半身や逆シングルで捕球する上でのハンドリング、さらに懐の広さも必要。投手の二塁牽制、盗塁時のベースカバー、併殺を取るための二遊間のコンビネーション、外野手との連係、カバリングなど習得すべきことは山ほどある。まして根尾は、遊撃守備に本格的に取り組み始めたのは高校2年の秋。『一歩目が遅れがち。細かいステップができない』と言うスカウトもいた。プロのレベルに持っていくには時間がかかると思う。まずは二軍で十分に経験を積み、一軍に入っていくのが理想でしょう」

 要するに「打撃は一流も、守備は素人」というのが現状なのである。

 とはいえ、根尾は地元出身のスター候補生。球団内には「なるべく早く一軍で使ってほしい」との声が少なくない。さる球団関係者がこう言った。

■与田監督の育成計画

「営業的にはもちろんだし、根尾ほどの素材は、1年目から一軍で多くの試合を経験させた方がいい。遊撃手として一本立ちさせるには時間がかかるが、慣れ親しんだ外野ならより早い段階でチャンスが広がる。肩が強く脚力もあるから、外野手の方が生きるかもしれない。もし中堅に固定すれば、むこう10年以上は安泰です。今は右翼に平田、中堅に大島、左翼にアルモンテがいるが、仮にアルモンテが開幕から不振が続くようなら、根尾を左翼に入れるか、肩に衰えが見え始めている大島を左翼にコンバートするのも手です」

 根尾の起用法に関して言えば、与田監督自身もさまざまなプランを描いているという。キャンプ地で取材した評論家の山崎裕之氏はこう言う。

「与田監督は『野球センスは素晴らしい』とし、2年先、3年先を見据えて、根尾を育てようとしている。根尾が入団時に『遊撃一本』と宣言したこともあり、『とりあえずショートで(育てる)と考えています』と話していたが、『開幕なんて考えていない。今の段階では京田に失礼』と早期の一軍昇格には否定的。同時に『根尾は外野もできる。いろんな可能性を秘めています。(投手との)二刀流だって……先々の可能性で言えば、そういうこともなくはないかもしれない』と話していた。投手との二刀流はリップサービスでしょうが、今後の根尾の状態、チーム事情によっては外野での起用も頭にあるようです」

 まして今の中日は、「根尾人気」に頼らざるを得ない。松坂がキャンプ中にファンに腕を引っ張られて右肩を炎症。開幕は絶望的で、復帰のメドすら立っていない。営業面も考慮すれば、早いうちに一軍で、と考えるのは、仕方がない部分もある。

「二軍の試合で10試合、20試合と出場した段階で、遊撃守備にどれだけの成果と課題が出てくるか。外野転向プランが浮上する契機になるかもしれない」(放送関係者)

 遊撃か外野か、そう遠くないうちに根尾のポジションを巡る動きが表面化しそうな気配だ。





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