アジアカップ2019の準々決勝が25日に行われ、韓国代表がカタールに0-1で敗戦。ベスト8で戦いに幕を閉じた。自国の敗退に韓国メディアも落胆の色を隠せないようだ。
序盤から攻勢に出た韓国だったが、度重なる決定機を決めきれず。すると後半に一瞬の隙を突かれ、カタールにミドルシュートを決められ、先制点を許してしまう。
追う展開となった韓国は、直後にファン・ウィジョがゴールしたかに見えたが、主審はオフサイドと判断。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による確認が行われたが、判定は覆らず。0-1で敗れ、準々決勝で大会を去ることとなった。
韓国紙『中央日報』は、自国の敗退について「アブダビの惨事」という見出しで衝撃的な結果であったと紹介。ファン・ウィジョの得点場面では「オフサイドを宣言した主審がVARを用いた。しかし、その結果はオフサイドが露骨に宣言されただけだった」と、判定への不満も漏らした。
また『スポーツソウル』は「韓国サッカーの夢が、カタールの一発でガラガラと崩れた」と表現し、「(パウロ)ベント監督はチ・ドンウォンとイ・スンウを投入したが、無駄だった。ユースの指導者から代表まで上がってきたスペイン人のフェリックス・サンチェス監督が勝った試合だった」と記した。
カタールとは2017年6月のロシアW杯最終予選で対戦し、韓国が2-3で敗戦。これが引き金となり、当時指揮官を務めていたウリ・シュティーリケが更迭された過去がある。「因縁めいた戦い」は、またも韓国を苦境に立たせるものとなった。