西野監督「本気のベルギーがそこにありました」後半ロスタイム失点悔しがる
2018年7月3日5時10分 スポーツ報知
逆転負けでベスト16で敗退。涙ぐむ西野監督は原口ら1人ひとりの選手を労った(カメラ・竜田 卓)
敗れて引き揚げる乾ら日本代表イレブン(カメラ・酒井 悠一)
◆W杯ロシア大会▽決勝トーナメント1回戦 ベルギー3―2日本(2日・ロストフナドヌー)
初の8強入りを目指した日本は、2―2の後半追加時間に敵陣CKからのカウンターで失点して2―3で敗れた。
日本は0―0で迎えた後半3分。柴崎のスルーパスを受けたMF原口が右足一閃。サイドネットを揺らし、先制。千載一遇のチャンスを生かした。さらに、同7分。MF乾が右足のミドルを鮮やかに沈め、2点目を決めた。
しかし、同24分にベルトンゲン、同29分にフェライニに反撃弾を許して同点に追いつかれた。
そして同41分に川島が連続スーパーセーブで日本を救った。シャドリの枠内へのヘディングシュートを横っ飛びで防ぐと、こぼれ球を起点にしたルカクのヘディングを再び弾いてゴールを死守した。
しかし後半ロスタイム。日本は敵陣でのCKを相手GKにキャッチされると、カウンター攻撃を受けて決勝ゴールを奪われた。
◆西野監督に聞く
―感想は?
「うーん。(10秒近く考えてから)W杯の怖いところでしょうか。追い詰めましたけれど、やっぱり、何が足りないんでしょうね」
―2―0からはどんなプランだったか?
「その後もオフェンシブには戦えていたので、うーん。メンバーの切り方もディフェンシブな切り方をとれたかもしれないですけれど、3点目を取れるチャンスもありましたし。本気のベルギーがそこにありました」
―世界トップとの差とは
「全てだと思いますけれど、わずかだと思います」
―日本らしいサッカーができたか?
「激変させたいと思っていましたし、選手たちにも1日、1試合ずつこのW杯、勝負をするために準備をしてくれていたと思いますし。この壁というのはまだ厚いのかも知れない」