自民党は27日午前、国会内で役員連絡会を開き、2018年度予算案について、28日に衆院の予算委員会と本会議で採決、参院に送付する方針を確認した。与党は速やかに予算案の衆院通過を図り、年度内成立を確定させたい考え。「働き方改革」関連法案についても、提出断念など野党の要求には応じない方針だ。
 自民党の二階俊博幹事長、森山裕国対委員長は役員連絡会の後、首相官邸で安倍晋三首相に野党との協議状況を報告。首相は「円満な国会運営に努力してほしい」と伝えた。この後、二階氏は記者団に、関連法案の提出方針で首相と一致したと説明し、予算案について「一日も早く衆院を通過させることはわれわれの責任だ」と強調した。