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小平ちゃんは、日本の華として輝く・・・・・

小平『銀』!金お預けも歴史的「2・14」日本史上最多の1日4メダル/スピード


サンケイスポーツ


2018/02/15 05:16


小平『銀』!金お預けも歴史的「2・14」日本史上最多の1日4メダル/スピード


表彰台の(左から)銀メダルの小平奈緒、金メダルのヨリン・テルモルス(オランダ)、銅メダルの高木美帆[コピーライト] サンケイスポーツ 提供 表彰台の(左から)銀メダルの小平奈緒、金メダルのヨリン・テルモルス(オランダ)、銅メダルの高木美帆
 平昌五輪第6日(14日、江陵オーバル)空前のメダルラッシュ!! 世界記録保持者の小平奈緒(31)=相沢病院=が1分13秒82で銀メダル、高木美帆(23)=日体大助手=が1分13秒98で銅メダルを獲得した。スノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢(あゆむ、19)=木下グループ、ノルディックスキー複合個人ノーマルヒルの渡部暁斗(29)=北野建設=はともに2大会連続の銀メダル。日本勢は1972年札幌、98年長野大会、今大会第4日を超える冬季五輪史上最多の一日4個のメダルを手にした。

 ニッポンの主将がメダルラッシュの大トリを飾った。必死の形相で最終コーナーを進んだ小平は表彰台の頂点に0秒26届かなかった。出し切ったからこそ表情は晴れた。

 「後悔はない。自分のスケートが金メダルではなかった。まだスケーティングが下手なのかな」

 3つ前の組で王国オランダのヨリン・テルモルス(28)が五輪新記録を出したのを見て、出だしのカーブに入る角度などから不利とされるアウトスタートに立った。序盤200メートルで加速を生み出しきれなかった。

 14年ソチ五輪。500メートル5位に1000メートル13位と、表彰台に届かなかった。失意から2カ月後、ソチで36個中23個のメダルを獲得したオランダへと単身留学に向かった。

 ポケットサイズのノートを持ち歩き、単語を聞き取ってはペンを走らせた。3度耳にしたら覚えると決めた。仲間と食卓を囲めば手元でノートを広げ、5冊の“単語帳”ができた。

 約2年、トップ選手が集う環境でもまれた。肩をつり上げ、股関節を落とした重心の低いフォームを磨く。空気抵抗は減り、失速を防ぐ効率の良い滑りは、背中を丸めて相手を威嚇する「怒った猫」に似た姿勢。それを意味する「BOZE KAT(ボーズカット)」が愛称になった。

 王国の大エース、イレイン・ブスト(31)の練習パートナーについた。「体が大きなオランダ人と同じことをしても勝てない」。同時に「日本のいいところって何だろう」と母国の強みを考えた。

 16年春に帰国。着手したのは古武術による強化だった。理論派の結城匡啓(まさひろ)コーチ(52)の助言を受け、手にした1本歯のげた。オーダーメードで取り寄せ「体重が足裏にかかる感覚が変わった。スケートに生かせると思った」。オランダと日本の技術を融合させた滑りを追求してきた。

 「よく『オランダに行って強くなった』といわれるけど、私たちの中では『オランダに行って帰ってきたから強くなった』」と結城コーチ。円熟味の増した31歳の求道者が、3度目の五輪で個人初メダルをつかみ取った。

 銅メダルの高木美と並んだ表彰台で誓い合った。「次は金メダルを取れるように頑張らないと」。18日、国内外で24連勝中の500メートルに臨む。選手団の主将として掲げるテーマは百花繚乱(りょうらん)。「皆さんの目や心に焼き付くレースがしたい」。表彰台に咲き乱れる花の中で、一番の輝きを見せる。 (鈴木智紘)

スピードスケートで日本女子のメダル第1号、1992年アルベールビル五輪1500メートルで3位の橋本聖子(現日本スケート連盟会長)「二人そろっての表彰台は本当に立派でした。見事な成長を遂げている二人に感謝の気持ちでいっぱいです。持ち越した金メダルを期待してます」

小平について98年長野五輪スピードスケート女子500メートル銅メダリストの岡崎朋美さん「とても良いレース展開でした。次の500メートルでは、平常心で臨んでください。結果は後からついてくるから! Go! Go! 奈緒!」

平昌五輪データBOX

 ◎…スピードスケート女子1000メートルで小平が銀メダル、高木美が銅メダルを獲得。個人種目で同時に表彰台に複数が上がるのは、女子では夏季を通じても日本初の快挙だ。

小平 奈緒(こだいら・なお)

 ★生まれ 1986(昭和61)年5月26日生まれ、31歳。長野・茅野市出身。

 ★競技歴 3歳から競技を始める。長野・伊那西高を経て信州大。大学卒業後の2009年から相沢病院所属。10年バンクーバー五輪女子団体追い抜きで銀メダル。

 ★タイム 500メートルで36秒50の日本記録、1000メートルで1分12秒09の世界記録を保持する。

 ★憧れの人物 1998年長野五輪のスピードスケート男子500メートルで日本選手初の金メダルを獲得した清水宏保。

 ★求道者 一本歯のげたを履いてスケーティング姿勢を保つメニューなど古武術を練習に取り入れる。上半身の使い方を学ぼうとレスリング女子の吉田沙保里と組み合った経験もある。

 ★強力パートナー

 10年バンクーバー、14年ソチの両五輪に出場した元スピードスケート女子長距離選手で同級生の石沢志穂さんが、相沢病院所属のアシスタントトレーナーとして栄養管理などでサポート。

 ★モットー 日々自分超え。

 ★好きな言葉 インド独立の指導者、マハトマ・ガンジーの「永遠に生きるかのように学べ。明日死ぬかのように生きよ」。

 ★好きな食べ物 すし、刺身、白米などの日本食。

 ★勝負曲 女性歌手・SuperflyのBeautiful。

 ★引退後の夢 中学か高校の教師。信州大の教育学部生涯スポーツ課程を卒業している。

 ★サイズ 1メートル65、60キロ。



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