ランニングは苦手で、森監督「走りの方では違う意味でのアピールもしていた」

 このドラ1右腕を絶賛したのが、他ならぬ森繁和監督だ。まずキャンプ開始直後に、自主トレ期間中の投球について「惚れ惚れするボールを投げていた」と語った。さらにブルペンでの投球練習中にはじっくりと視線を送ってチェックし「投げることに関してのアピールは素晴らしいものを感じさせてくれました」と再び褒めた。

 ランニングは苦手のようで、この日もランメニューには苦しんだようで、指揮官は「走りの方では違う意味でのアピールもしてましたけど」と苦笑い。それでも、「ピッチャーとしては投げることが第一で、今一生懸命、体つくりをしているんでしょうから、少しずつレベルは上がってくると思います」と語り、大きな期待を持っていることを感じさせていた。

 最速157キロを誇る右腕。即戦力の呼び声高き投手ではあったが、期待は高まるばかり。まだまだ制球がバラつく場面はあったが、ここからのアピールが楽しみだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)