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イチイチ・・・・・イチロー・・・

44歳のイチローに数球団が興味を示している。

 また、ベテランの重要性を説いたのはイチローと高い信頼関係を築くポール・モリターが監督を務めるツインズのチャド・レバインGMだった。

「チームを牽引し、若手を育ててくれると言うことです。イチローはチームメイトからの信頼も厚く感じる。クラブハウスが成長していくために違いをもたらす選手であると思います」

 だが、どのGMも獲得を検討する対象かと問うと、口ごもった。やはり時期尚早。控え外野手の市場が動き出すのは年明けかと思っていた矢先に米国で数々のスクープを抜いてきた敏腕記者ジョン・ヘイマン氏がつぶやいた。

「44歳のイチローに数球団が興味を示している。今年の5月以降、彼は堅実なシーズンを送った」

代理人とアスレチックス監督が「会食」していた。

 実はこんなことがあった。GM会議が始まる5日前。サンフランシスコ・クロニカル紙が“イチローの代理人とアスレチックスのボブ・メルビン監督が会食”と報じていた。 

 メジャー17年間でイチローは12人の監督のもとでプレーしてきた。メルビン監督とはイチローにとって“One of the best manager”でもある。お互いの信頼関係を考えれば、「会食が意味するものは何なのか」となる。

 こうなれば直接確認するしかない。アスレチックスのデービッド・フォーストGMにも同じ質問をしてみた。するとこんな言葉が返ってきた。

「私たちのように若い選手が多いチームに良いベテランが入ることは非常に大事であると思っています。ベテランであればいいと言う訳ではありません。フィールドで活躍し、経験があり、若手が手本にするような選手はとても貴重なのです。イチローのことを軽く見ることはできないと思います。イチローがプレー出来ると言うのであれば、彼は出来ると思います」




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