年金の受け取りを70歳まで遅らせる代わりに、支給額を増やせる制度について、
今後、政府で選択肢の上限を「75歳」に引き上げることを軸に検討されることがわかった。

現在、年金の受給開始年齢は原則65歳だが、希望者は70歳を上限として受け取る
年齢を選択することができ、遅らせた分だけ、毎月の金額を増やすことができる。

この制度について、高齢化社会に関する有識者の検討会で、引き上げを求める
意見が出たことなどをふまえ、今後、厚労省を中心に選択肢の上限を「75歳」に
引き上げることを軸に検討されるという。

これは、労働者人口が減る中、元気な高齢者に働き続けてもらうことが狙いで、
2019年をめどに議論される見通し。